1. 形成方法の違い

1）継目無鋼管：表面に継ぎ目が無い1枚の金属からなる鋼管。

2)溶接鋼管：鋼帯や鋼板を曲げ変形させて丸形や角形に加工し、表面に継ぎ目を設けた鋼管を溶接したもの。

 

2.特徴が違う

1) 継目無鋼管：最大径650mm、最小径0.3mm。用途により、厚肉パイプと薄肉パイプがあります。

2) 溶接鋼管: T 溶接鋼管は、Ni を含むと酸性環境で強い耐食性を示します。硫酸や塩酸を含む環境では、T溶接鋼管のNi含有量が多いほど耐食性が高くなります。通常は、T 溶接鋼管に Cr を添加するだけで腐食を防ぐことができます。

 

3. 別の使用法

1) 継目無鋼管: 継目無鋼管は、主に石油地質掘削管、石油化学のクラッキング管、ボイラー管、軸受管、自動車、トラクター、航空用の高精度構造用鋼管として使用されます。

2) 溶接鋼管: 電気溶接鋼管は、石油掘削や機械製造などに使用されます。炉溶接管は水ガス管などとして使用でき、大径の縦方向溶接管は高圧の石油およびガス輸送などに使用されます。スパイラル溶接パイプは、石油やガスの輸送、パイプ杭、橋脚などに使用されます。

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